”ドア付きエコノミークラス”で最後列が快適に? コリンズが新製品「SkyNook」お披露目【AIX2026】

コリンズ・エアロスペースは、半個室エコノミークラス座席「SkyNook(スカイヌック)」を、ドイツ・ハンブルクで開催された「エアクラフト・インテリア・エキスポ(AIX)」でお披露目した。

通常は3席を配置のところ、胴体幅が狭くなることによって2席の配置となる、ワイドボディ機のエコノミークラス後部窓側への設置に適した座席。このような座席は3,000機に、少なくとも1列、多くの場合は2列以上存在するという。

肘掛けを展開することでベビーベッドやチャイルドシート、ペットキャリアなどを安全に固定できるようにするほか、作業スペースやダイニングスペースとして活用できるようにした。下部には荷物を収納できる。ベビーベッドは通常、客室の壁部分に設置されているものの、後部窓側とすることで、おむつ替えやミルクを与える際にも化粧室やギャレーへアクセスしやすい利点がある。

さらに、通路側に設置する扉を閉めることで、半個室になる。エコノミークラス最後部はギャレーやトイレからの騒音などに悩まされるあるものの、扉によって遮音の効果もあるという。子供連れや神経感覚過敏性、介助動物同伴者などの利用を想定する。

展開できる肘掛け、扉はいずれかのみの設置も可能としている。既存の認証基準に適合できる設計となっているほか、設置コストの回収は1年程度で可能であると試算している。

今年後半にもボーイング787型機に設置し、市場投入を開始する見通し。ローンチカスタマーは明らかにしなかったが、1社いるという。ローンチカスタマーはドアを採用していないという。

担当者は、「スカイヌックが注力しているのは、ここに座っている乗客にとってこの空間をいかにして機会に変えるか、そしてさらに重要なことに、航空会社が客室構成のソリューションとして活用できる機会にするにはどうすればよいか、ということ」と話した。

毎年AIXに合わせて発表される、クリスタル・キャビン・アワードの乗客快適性部門で最優秀賞を受賞した。コリンズ・エアロスペースによるクリスタル・キャビン・アワードの受賞は16回目となる。