エア・カナダ、機長資格なく乗務した元乗員に運輸省が制裁金

エア・カナダ

エア・カナダは、カナダ運輸省が元乗員に対して不適切な資格に関する制裁金を科したことについて声明を発表した。

この元乗員は機長に昇格していたが、カナダの規制が定める大型機の機長に必須の航空運送操縦士技能証明(ATPL)を保有していなかった。ATPLは一連の筆記試験に合格することで取得できる資格。エア・カナダは問題発覚の直後に本人を乗務から外し、カナダ運輸省に自主的に報告した。

エア・カナダはすべての乗員が6か月ごとに定期訓練と技量確認を受け、12か月ごとにカナダ運輸省認定の審査官によるフライトチェックを受ける体制を整えており、この乗員も要求される定期訓練を十分に満たしていたとしている。問題発覚後に乗員全体の監査を実施したところ、他に違反事例は確認されなかった。あわせて資格証明書の物理的確認を含む管理手続きを強化した。飛行の安全性については問題がなかったと強調している。

なお、プライバシー法や現在進行中の刑事捜査を理由に、これ以上の詳細についてはコメントできないとしている。