シンガポールからピカチュウ飛来 スクートとポケモンのコラボ機、成田線でデビュー

スクートは9月9日、人気ゲーム「ポケットモンスター」のキャラクターを機体に描いたデカール機「ピカチュウジェットTR」の運航を東京/成田〜シンガポール線で始めた。

コロナ禍で打撃を受けた航空業界を支援するポケモンの取り組み「そらとぶピカチュウプロジェクト」の海外施策の一環で、ボーイング787-9型機(機体記号:9V-OJJ)の側面に、ピカチュウやセレビィ、ラプラスなど、ゲームの登場キャラクターを描いた。エンジンの内側にもピカチュウやコダックが隠れている。「TR」は国際航空運送協会(IATA)が定めている航空会社コードで、スクートを表す。

同プロジェクトによる特別機は、スカイマークと提携した「ピカチュウジェットBC」「ピカチュウジェットBC2」も国内で運航中。また、10月からはチャイナエアラインと提携した「ピカチュウジェットCI」の就航も決まっている。

初便はきょう9月9日シンガポール〜東京/成田線で、シンガポール発のTR808便は午前9時7分に成田空港に到着。154名が利用した。折返しとなるシンガポール行きのTR809便には201名(うち幼児1名)の乗客が搭乗し、成田空港を午前10時23分に出発した。初便就航に合わせ、成田空港の出発ゲートにはパイロット姿のピカチュウが登場。乗客や乗客が次々と記念撮影したりするなど、人気の高さをうかがわせた。

今後は主に787型機で運航するアジア地域の路線に投入される。10月19日には再度、シンガポール〜東京/成田線に投入されることが決まっている。期間は決まっていないが、少なくとも2年程度は運航するという。

なお、シンガポールでは11月18日から20日までの3日間、就航記念イベント「Pikachu Weekend in Singapore」が開催される。スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」のイベントや、ピカチュウたちのナイトショーが開かれる。

▲乗客に配られた記念品

■ダイヤ

TR808 シンガポール(01:10)〜東京/成田(08:55)/9月9日

TR809 東京/成田(10:00)〜シンガポール(16:30)/9月9日