翼の先でピカチュウがウインク スカイマークの「ピカチュウジェットBC2」【フォトレポート】

スカイマークは、ポケモンとのコラボによるボーイング737-800型機の特別塗装機「ピカチュウジェットBC2」(機体記号:JA73NG)を羽田空港の格納庫で公開した。

同社は2021年6月、ポケモンが企画した航空・観光業界の支援プロジェクト「そらとぶピカチュウプロジェクト」に参画し、機体にそらとぶピカチュウを描いた特別塗装機「ピカチュウジェットBC」(機体記号:JA73AB) を発表した。

5月30日から運航を開始する「ピカチュウジェットBC2」はコラボ2号機で、全面が黄色の初号機に対し、海をイメージした青色がベースのデザインになっている。側面には波模様を描き、その中央には体長14.5メートルで“一番大きいポケモン”とされている「ホエルオー」をほぼ実物大で配置した。そのほか両側面にそらとぶピカチュウとシェイミ、左側面にコイキング、右側面にサニーゴがそれぞれ描かれている。また、機体下部にはタッツーとヨワシが隠れている。

初号機は通常塗装の桜模様がワンポイントで描かれていたウイングレットの先端部分も、2号機ではピカチュウの顔のデザインに。両面で表情が異なっている。

機内のヘッドレストカバーも特別デザインで、窓側と通路側のA・C・F・H席はピカチュウの顔、B・Gの中央席はモンスターボールが描かれている。最前列となるA1〜A3、2F〜2H席はパイロット姿のピカチュウが乗客を迎える。

初号機と同様、ピカチュウがポケモン図鑑の25番目に登録されていることにちなみ、25列目の座席番号ステッカーはピカチュウ仕様になっている。各座席の読書灯がモンスターボール仕様となっているなど、初号機との違いもある。右エンジンカウルの内側にはサニーゴ、左エンジンにはコイキングが隠れており、エンジン付近の窓からはその姿を確認できるようになっている。また、客室乗務員用のエプロンもオリジナルデザインのものを用意。ピカチュウ柄の紙コップでドリンクを提供する。

初便は5月30日午後3時35分東京/羽田発の沖縄/那覇行きBC519便。その後は午後7時15分沖縄/那覇発、福岡行きのBC508便となる予定だ。翌日以降のスケジュールは決まり次第、特設サイトで発表される。運航期間は5年間で、沖縄/那覇・下地島発着路線を中心に投入するという。