国際郵便で肉製品輸入、初の逮捕者 2020年には罰則強化

農林水産省動物検疫所は、国際郵便で肉製品を輸入した人を、初めて逮捕したと発表した。

朝日新聞デジタルの報道によると、逮捕されたのは中国から国際郵便で豚肉やソーセージを輸入していた、鴻池国際貿易の代表取締役、肖剛容疑者ら中国籍の3人。2021年5月から6月にかけて、豚肉のソーセージや鳥の卵など約400キロを輸入した疑いがあるという。肖剛容疑者ら3人は、畜産物を繰り返し送付していたという。国内で家畜製品を国際郵便で輸入した人が逮捕されたのは初めて。

動物検疫所では、2018年8月以降、国際線の乗客などによる持ち込み対策を強化している。2020年7月には家畜伝染病予防法を改正し、肉製品などの畜産物を違法に持ち込んだ場合、3年以下の懲役または300万円以下の罰金に引き上げた。

動物検疫所の予備統計によると、2021年に入国した乗客が違法に持ち込もうとした肉製品のうち、押収されたのは18,740個、12,978キロだった。郵便物はさらに多い50,974個、86,274キロだった。

肉製品などの持ち込み規制は、国内に口蹄疫やASF(アフリカ豚熱)といった家畜伝染病の輸入を防止するための措置で、消費用の畜産物は検査証明書の取得が難しいことから、肉製品や動物由来製品のほとんどは日本に持ち込むことができない。