成田発のベトナム航空機に撃墜予告 62名搭乗

1月5日、東京/成田発ハノイ行きのベトナム航空VN5311便(ボーイング787-9型機、機体記号:VN-A868)が、「撃墜する」との電話を受けたことから、福岡空港に緊急着陸した。ベトナムのVnExpressが伝えた

ベトナム航空の日本のオフィスに男が電話で、東京湾上空で同機を撃墜する準備をしており、引き返すよう求めたという。乗員15名、乗客47名の計62名が搭乗していた。福岡空港に着陸後、乗客はバスで待機し、安全を確認した後にハノイへ向かった。乗客には、「技術的問題」と伝えられていたという。ベトナム航空日本支社は、本誌に対して事件についてコメントしなかった。

運航情報を提供するRadarBoxによると、同便は成田空港を午前10時30分に出発し、長崎県から東シナ海上空へ出たところで引き返し、福岡空港に午後1時5分に着陸した。

ベトナム航空は、日本とベトナムを結ぶ定期便の運航を約1年9か月ぶりに再開し、この便は初の定期便だった。