ANAホールディングス、21年3月期の赤字縮小 1,000億円超を圧縮

全日本空輸(ANA)

ANAホールディングスは4月23日、2021年3月期の通期連結業績予想を上方修正した。決算発表は4月30日を予定している。

売上高は7,250億円(前回発表比150億円減)、営業損失は4,650億円(同400億円減)、経常損失は4,500億円(同500億円減)、最終損失は4,050億円(同1,050億円減)となる見通し。2020年10月27日公表の予想から、大幅に上方修正している。

新型コロナウイルスの影響により旅客需要は減退しているものの、運航規模の抑制による変動費の削減や機材費・販売費をはじめとしたコスト削減を徹底したことが寄与した。繰延税金資産の計上等に伴う法人税等調整額が前回発表に比べて400億円減少したことから、利益を押し上げた。