2017年度の新路線開設を示唆、大阪/関西発着路線も バニラエア・五島勝也社長【囲み取材一問一答】

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ー成田発着ということですか。関西も増やしていくか。
そうですね。関西も少しありますので、関西も若干、少しですけど。

ー台湾でVエアとトランスアジア航空がなくなった。お正月も値段が少し上がった気がするが、2社の撤退後はプラスに作用したか。
動向をみていても供給量が落ちてきたのでうちのお客さんの付きがだいぶ上がってきた。この1年位は需給バランスが圧倒的に(増えた)。フルサービスキャリアも供給量を伸ばして安く売っていましたし、LCCもVエアさん入ってきたりで供給量がものすごく増えた。ある程度受給が引き締まるというところ。我々日本の航空会社のLCCのシェアがまだまだ日本〜台湾線では低い。ここはチャンスということで取っていきたい。

ー同じリゾート路線の奄美大島が就航から2年位になるが、関東からの人と奄美の人からの比率はどれくらい。
奄美の方が2割ちょっと、3割行かないくらい。大きくマジョリティは東京の方が島に行く、もちろん島ゆかりの方が帰省するということも含めて。

ー当初は冬苦戦、この1年位はどのような感じ。
11月、12月もそこそこロードファクター(利用率)も上がって、かなり定着しているという印象を持っている。今年は8月に1日2便飛ばしたので、既に4月から10万人超えている。1年間でかなりいくと思う。

ー羽田の深夜便はやらないのか。
他の会社みても苦戦している。当然リサーチしていますし、機会を見ている。今のところは成田ベースで国際線を広げていきたいと思っている。

ー沖縄発着は。
台北だけやっている。まだ1年経っていないが夏は絶好調なので引き続きやっていきたい。

ー台北の拠点化はどういう進捗状況。
拠点化と言っているが、乗員の基地作ったりということはしようとしていない。ネットワーク的に便の発着が重なって、飛行機が多少寝たりというのはしている。あくまでクルーは東京から。今後どうなるか、どのような大きさになったらコストがどちらが効率的だろうとか。お客様により乗っていただくダイヤとなると、台湾のほうに張ってということになるので、どうするかはこれからの課題。いまのところはまだ。

ー初のリゾートはなぜセブを選んだのか。
他にもミクロネシアもやってみたいが色々準備がある。順番があって今回セブが先になった。向こう(ミクロネシア)は運航方式があるので、(セブは)既存の仕組みで飛ばせる。マーケットとして本邦会社が他に飛んでいないですし、語学留学、若い方やシニアも行っている、魅力的なディスティネーションなので早くやりたい。

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