ユナイテッド航空CEO、アメリカン航空との合併交渉を認める アメリカン側が拒否し交渉終了

ユナイテッド航空

ユナイテッド航空のスコット・カービーCEOは、アメリカン航空との合併協議を自ら打診していたことを公式に認める声明を発表した。アメリカン航空が公式に拒否の姿勢を示したため、交渉は終了した。

カービー氏は「アメリカン航空に対してアプローチしたのは、共に顧客のために素晴らしいことができると考えたからだ。合併が成功し承認されるためには、顧客にとって良いものであり、同じビジョンを共有する意欲的なパートナーが必要だと常に理解していた。アメリカン航空側は関与を断り、公の場で門を閉ざして応じた。意欲的なパートナーなしにはこれほどの大型案件は成立しない」と声明で述べた。

従来の合併では、苦境にある2社がコストや便数、人員を削減するものだったとした上で、今回の合併計画では、ユナイテッド航空が進めてきた顧客重視の戦略を拡大させ、国際線と地方路線の拡充、エコノミークラスの大幅な増加による価格競争力の向上、外国航空会社に対抗できるアメリカのグローバル航空会社の創出、数万人規模の新規雇用創出と航空機製造業への波及効果などを想定していたとした。

また、「2025年の航空券価格はコロナ前と比べ、インフレ調整後で29%安くなっている。今回の合併でさらに多くの座席が市場に供給され、価格意識の高い顧客に恩恵をもたらすものとなり、値上げにつながる統合は提案しなかったはずだ」(カービーCEO)とも述べた。

アメリカン航空との交渉終了を受け、カービーCEOは「ユナイテッドは航空史上最高の航空会社を築くという使命を着実に推進している。勝利する戦略、革新の文化、そして115,000人の世界最高の航空専門家が一丸となって顧客のために取り組んでいる。ユナイテッド航空の未来はこれまでで最も明るい」とした。