A380は66機に エミレーツ航空、ワイドボディ4機を1日に同時受領

エミレーツ航空,エアバスA380

エミレーツ航空66機目のエアバスA380型機(機体番号:A6-EON) 資料提供:エミレーツ航空

 エミレーツ航空(UAE)はこのほど、ワイドボディ機4機を9月1日に同時受領したと発表しました。受領したのはエアバスA380機1機、ボーイング777-300ER型機2機、ボーイング777型貨物機1機で、1日の受領機数としてはエミレーツ航空最多。今回の4機同時受領は、効率的かつ快適な最新鋭の機材を運航するというエミレーツの方針を改めて示すものです。

 エミレーツ航空は、エアバスA380型機およびボーイング777型機の世界最大のオペレーターで、今回の受領機材を含めるとエアバスA380型機の保有機数は合計66機となります。今回受領した4機材の金額はカタログ価格ベースで総額15億米ドル。

エミレーツ航空

同時受領したボーイング777-300ER型機と ボーイング777型貨物機 資料提供:エミレーツ航空

 また、ボーイング777型機の受領機数は累計で150機の節目に達しました。すでに3機退役させているため、現在の保有機数は147機。エミレーツ航空がボーイング777型機を初めて受領したのは1996年で、これまでの総運航距離は1万7,446キロメートルに達します。

 現在の就航都市は6大陸約100都市で、世界中のほぼすべての都市と都市を結べるようになりました。

 エミレーツは2015年以降、エアバスA380型機9機、ボーイング777-300ER型機4機、ボーイング777型貨物機1機の合計14機を受領し、エアバスA340-500型機4機とエアバスA330-200型機3機、ボーイング777-200型機1機の合計8機を退役させています。

 今回納入された機材を含めると、エミレーツの保有機数は238機。平均機齢は6.5年と世界で最も新しい機材を保有しています。現在受領待ちの航空機は、エアバスA380型機74機、ボーイング777X型機150機、ボーイング777-300ER型機46機の270機で、カタログ価格ベースで1,290億米ドル相当となります。