ソラシド エア、初の自社保有機 「JA804X」

ソラシド エアは7月末、機材調達多様化の一環として、現在リース機として運航している機材のうち、1機を自社保有すると発表しました。ソラシド エアにとって自社保有機は初めて。

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実質的に自社保有機となるソラシド エアの737-800型機(JA804X) Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

自社保有する機材はボーイング737-800型機の機体番号/レジ「JA804X」。宮崎県綾町の「もりりん」をラッピングした綾ユネスコ エコパーク号です。

航空機リース会社のGECAS社から当該機材をソラシド エアが買い取り、新規に国内に設立されるSPC、マンゴーファイナンスに転売。その後、改めて同社よりソラシド エアがリースを受けることにより、実質的な自社保有機となります。

ソラシド エアによると、この有効的な機材調達方法をとることでキャッシュフローの改善、節税にもつながるという。

また、今回の機材調達は株式会社日本政策投資銀行と宮崎銀行、宮崎太陽銀行、大分銀行、肥後銀行、鹿児島銀行により資金調達されたもので、国内の航空会社を対象とした本格的な機材ファイナンスに、地方銀行が中心的に参画する初のケースです。