フィリピン航空、ワンワールドに加盟【#IATAAGM】
国際航空運送協会(IATA)は、航空機の緊急脱出時に手荷物を持ち出さないよう呼びかける安全キャンペーン「Save a Life, Not a Bag」を開始した。
キャンペーンは近年、緊急脱出中に荷物を取り出したり写真・動画を撮影したりする乗客が増加していることに対応したもの。欧州航空安全機関(EASA)、アメリカ連邦航空局(FAA)も支持している。
IATAがEU、イギリス、アラブ首長国連邦(UAE)、シンガポールの4市場で最近航空機を利用した人を対象に実施した調査では、80%が緊急脱出時の適切な行動を知っていると答えた一方、実際に「すべての手荷物を置いて脱出する」と正しく回答したのは61%にとどまった。10人に1人は指示に従わず荷物を持っていく可能性があると認め、航空機の脱出手順が90秒の安全基準を前提としていることを知っていた旅客はわずか18%だった。
頭上の収納棚から荷物を取り出す行為は貴重な数秒を奪い、避難スライドを損傷する恐れがある。荷物を持った状態での避難は通路や出口を塞いだり、脱出の妨げになるほか、乗客が転倒したり出口の照明を遮ったりする危険もある。
キャンペーンでは乗客に対し、離着陸前にパスポートや現金、薬などの必需品を手元に確保しておくことを推奨している。キャンペーンの中核メッセージは「乗務員の指示に従う」「荷物はすべて置いていく」「撮影しない」「立ち止まらず移動し続ける」「迅速に脱出する」の5点。航空会社や業界関係者が旅客向けに活用できるデジタル素材も公開している。