JR武蔵野線と西武池袋線の臨時列車直通運転を2028年度に開始へ 新秋津〜秋津駅間の乗換通路整備も

JR東日本と西武鉄道は、JR武蔵野線と西武池袋線を結ぶ連絡線を活用した直通臨時列車の運行と、新秋津駅〜秋津駅間の乗換通路整備に合意した。

JR東日本の新秋津駅と西武鉄道の所沢駅間には、新造車両の搬入や西武鉄道多摩川線の車両検査のため、JR東日本の線路を通じて西武鉄道の車両を輸送する際に使用する連絡線がある。この連絡線を活用し、臨時列車の直通運転を2028年度から開始する。秩父エリアやベルーナドームといった西武線沿線と、小田原・湘南エリア、房総エリア、東京ディズニーリゾート、新幹線接続駅などJR線沿線を乗り換えなしで結ぶ。使用車両は西武鉄道10000系「ニューレッドアロー」をリニューアルした新宿線観光特急に、JR東日本線への乗り入れに必要な改造を施した車両で、一般席に加え半個室やソファ席を備えた特別感のある客室空間を設ける。

新秋津駅と秋津駅の乗換通路整備については、2030年代前半の供用開始を目指して検討を進める。両駅の改札間の距離は約400メートル、ホームからの総移動距離は約600メートルで乗換に8分程度を要しており、朝夕の通勤・通学時間帯には歩車分離されていない道路を多くの利用者が行き交う状況が長年の課題となっていた。整備では全天候型のバリアフリールートを確保し、利便性・安全性を向上させる。

両社は2020年12月より包括的連携を進めており、今回の直通運転と乗換通路整備はその具体的な成果の一つとなる。