IAG、コロナ後初の最終黒字計上 営業利益12億5,600万ユーロ

BA ブリティッシュ・エアウェイズ G-ZBKS

インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は、2022年12月期の通期決算を発表した。コロナ後初となる最終黒字を計上した。

売上高は230億6,600万ユーロ、営業利益は12億5,600万ユーロ、税引後利益は4億3,100万ユーロとなった。利用可能座席キロベースでの供給量は、2019年比で78%まで回復させた。旅客単価は同11%増で、プレミアムレジャー需要は非常に好調だった。燃油価格は大幅に上昇したものの、ヘッジにより一部が相殺され、同30.2%増となった。

2023年12月期にはさらなる収益の回復を見込んでおり、営業利益は18億ユーロから23億ユーロのレンジを想定している。一方で、経済成長の鈍化やインフレの進行を下振れ要因に挙げた。今後数年で、コロナ前の営業利益水準に戻ることを見込んでいる。