ニュージーランド、無隔離での旅行者の受け入れ再開

ニュージーランドは5月2日、約2年ぶりに国境を再開し、ビザ免除国から無隔離での旅行者の受け入れを始めた。

到着に合わせて、歓迎の意を表す先住民マオリの歌と踊り「ワイアタ」も披露された。日本から旅行者の受け入れ再開後初の直行便は、5月8日の朝にオークランドに到着する見通し。日本とニュージーランドの間は、ニュージーランド航空が東京/成田〜オークランド線を週1便で運航しており、7月には週3便に増便すると発表している。

2回のワクチン接種を完了し、出国前の検査で陰性であるほか、到着時の検査と5日目か6日目の検査で陰性である必要がある。事前オンライン申告「NZTD」では、ワクチン接種証明と出国前の陰性証明をアップロードすることができ、発行されるQRコードを提示することで、スムーズに入国ができる。

ニュージーランド政府観光局のレネ・ド・モンチー最高責任者は、「ニュージーランドに再び海外からの旅行者が戻ってきた今日は、本当に素晴らしい一日となりました。私たちは、マオリの歌と踊り『ワイアタ』とともに、全国の空港で家族のようにあたたかく皆様をお迎えすることを楽しみにしてきました。私たちは、この美しい国を探索し、ニュージーランドの全てを体験するマヌヒリ(海外からの訪問者)に、私たちのマナアキタンガ(おもてなし・親切・尊敬)を感じ取っていただけることが本当に楽しみです」とコメントした。

ニュージーランドは、国内総生産(GDP)の5%を観光が占めており、経済や文化的に非常に重要な産業としている。日本からはコロナ前、年間10万人が訪れ、アジアで2番目に大きな市場だった。