フィンエアー、冬スケジュールも成田線以外の日本線運休継続

フィンエアー(エアバスA350-900型機)

フィンエアーは、ロシア領空の閉鎖に伴い、冬スケジュール期間中も日本路線4路線の運休を継続する。

運休を継続するのは、札幌/千歳・東京/羽田・名古屋/中部・大阪/関西〜ヘルシンキ線。東京/成田〜ヘルシンキ線は1日1便の運航を継続する。

この他のアジア路線は、バンコク〜ヘルシンキ線を1日2便、デリー・シンガポール・ソウル/仁川・香港〜ヘルシンキ線を1日1便、ムンバイ〜ヘルシンキ線を週4便、プーケット〜ヘルシンキ線を週3便、クラビ〜ヘルシンキ線とバンコク・プーケット〜ストックホルム線を週2便、上海/浦東〜ヘルシンキ線を週1便運航する。

これにより、ヘルシンキとアジア10都市、アメリカ5都市、ヨーロッパ62都市の77都市へ路線を展開することになる。新型ビジネスクラスを搭載した機材は、ヘルシンキ・ストックホルム〜ニューヨーク線に投入する。

オーレ・オルベール最高商業責任者(CCO)は、「私たちフィンエアーは40年近く日本に就航している歴史があり、日本マーケットに対して特別な思いを持って運航をしております。ロシア領空に関する状況が好転した場合、可能な限り早く、日本の他の都市への運航を再開できるよう最善を尽くします」と述べた。

永原範昭日本支社長は、「今回の運休によりご不便をおかけするお客様ならびに関係各所の皆様には心よりお詫び申し上げます。この2年間、新型コロナウイルス感染拡大ならびに今回のロシアによるウクライナ侵攻と、今まで経験したことがない状況が続くなか、その時点での最良の方針を模索してまいりました。現段階では、より確実性が高い運航計画を策定し実施していくことが最善と考え、今回の決定に至りました。当面の間は、成田路線のみではありますが、デイリー運航を継続することにより、日本全国からのお客様のヨーロッパ渡航への利便性を図りたいと考えております」とコメントしている。

詳細はこちら