デルタ航空、新アメニティや缶ワイン導入 脱プラ強化

デルタ航空は、環境に配慮した寝具、カトラリー、アメニティキットを導入する。

2021年12月からビジネスクラス「デルタ・ワン」で提供している寝具は、100本以上の再生ペットボトルから製造されており、年間で2,500万本の再生ペットボトルを消費することになる。寝具用パッケージの再利用などにより、年間約120トンの使い捨てプラスチックを削減できる。

「デルタ・ワン」で提供するアメニティキットには、メキシコのアパレルブランド、サムワン・サムウェア(Someone Somewhere)を起用した。再生綿を使った手作りのキットで、ジッパーやパッケージなどの使い捨てプラスチック5品目を排除し、年間で最大約41,000トンのプラスチック使用量を削減したほか、メキシコの5州で250人以上の雇用を創出した。

サムワン・サムウェア製のアイマスク、グロウン・アルケミスト(Grown Alchemist)製のリップバームとハンドローション、ハンブル(Humble Co.)製の竹製歯ブラシなど、サステイナブルでウェルネスに焦点を当てた製品を採用した。グロウン・アルケミストの製品は、4月にアルミニウム製パッケージに移行する予定。

カトラリーも、天然素材やリサイクル素材を使用した製品に変更する。すべての国際線のメインキャビンで、生分解性素材を使用した新しい食器と竹製のカトラリー、プレミアムな紙製のプレースマットを導入する予定だという。

また、イマジナリー・エステート・ワイナリー(Imagery Estate Winery)のアルミ缶ワイン2種を新たに提供する。1月からアメリカ大陸横断路線の一部便に搭載し、今年後半にはすべてのアメリカ国内線に拡大する。缶ワインの導入で、プラスチック使用量を年間で最大110トン削減できる。

これらの取り組みにより、使い捨てプラスチックの消費量を年間約2,220万トン削減できるとしている。

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