「ベア・ドゥ北海道JET」のJA602A、退役のため羽田出発 過去には「モヒカン」姿も

AIRDO(エア・ドゥ)が運航し、12月9日にラストフライトを迎えたボーイング767-300型機の特別塗装機「ベア・ドゥ北海道JET」(機体記号:JA602A)が12月13日午後1時52分頃、退役のため羽田空港を出発し、経由地の新千歳空港に向かった。

「ベア・ドゥJET北海道」は北海道の四季をコンセプトとした特別塗装機で、伊丹空港のMRO Japanで2016年7月12日にロールアウト。機体全面には、道内就航エリアの名所・自然をモチーフとして、花々が一斉に咲き新緑に溢れる春から初夏、爽やかな風が心地良い夏の大草原、収穫と紅葉の中で動物たちが冬支度を始める秋、一面が白銀の世界に変わり幻想的な雪景色が見られる冬といった四季のイメージが表現され、尾翼にはマスコットキャラクターの「ベア・ドゥ」が描かれていた。

JA602Aは全日本空輸(ANA)からの購入機で、ANA時代は、垂直尾翼にレオナルド・ダ・ヴィンチのヘリコプターの図案をモチーフにした社章が描かれた特別塗装機「ANAモヒカンジェット」としても運航されていた。

「ベア・ドゥJET北海道」としての初便は2016年7月29日の東京/羽田発、札幌/千歳行きのADO29便で、ラストフライトは12月9日の札幌/千歳発、東京/羽田行きのADO32便だった。運航期間は約5年半だった。