FAA、PW4000エンジン搭載機の検査を命令

アメリカ連邦航空局(FAA)

アメリカ連邦航空局(FAA)は2月23日夜、プラット&ホイットニー製のPW4000エンジンを搭載した機体を運航するアメリカの航空会社に対し、エンジンの検査を行うよう求める、緊急耐空性改善命令(AD)を発行した。

これは、デンバー発ホノルル行きのユナイテッド航空のボーイング777-200型機のエンジントラブルを受けたもので、FAAは、エンジン前面の大型チタンファンブレードの熱音響画像検査を実施する必要があると判断した。この検査では、ファンブレードの内面や、目視で確認できない亀裂を発見できるという。

このエンジンの検査はこれまで、6,500回の離着陸ごとに行われていた。