シンガポール航空、グループで約4,300人を削減

シンガポール航空

シンガポール航空は、グループ3社の従業員約4,300人を削減する方針を示した。

新型コロナウイルスの影響によって、今年度時点の運航率は、コロナ以前と比較して50%以下になることを予測しているほか、業界団体もコロナ以前に戻るのは2024年頃になると予想している。シンガポールの国内市場が存在しないことから、シンガポール航空グループは他の航空会社と比較して脆弱な立場にあるとしている。

採用凍結や、パイロットと地上係員の早期退職、客室乗務員の自主退社などを考慮した結果、シンガポール航空とシルクエアー、スクートのシンガポールと海外拠点で約2,400人を削減することになるという。

シンガポール航空グループの第1四半期の利用者数は、前年比99.5%減となった。現在の運航率はコロナ以前のわずか8%で、厳しい状況が続いている。