ANAグループ、毎年恒例の「すずらん」贈呈 マイル寄付で医療従事者支援も

ANAグループは、全国51ヶ所の赤十字病院と関連施設に、すずらんの花とオリジナルのしおりを届けた。1956年から毎年行っており、今年で65回目。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、贈呈式は行わなかった。

北海道千歳市近郊に咲く、「しあわせ」を花言葉に持つすずらんの花と表面にANAグループ社員から公募したイラストと、ANAグループが協賛したパラリンアートのアーティストが描いたイラスト、裏面にはANA所属の瀬戸大也選手のメッセージを記載したしおりを届けた。

ANAグループでは、新型コロナウイルスの対応にあたる医療従事者が使用する医療用ガウンの縫製やフェイスガードの製作、医療物資の無償輸送といった支援の取り組みを行っている。客室内でのマスクや防護服の輸送もいち早く開始した。YouTube上には、ANAグループスタッフから医療従事者の方々向けに応援メッセージビデオも投稿、公開している。

また、新型コロナウイルスに対応する医療従事者や医療現場に対するマイルの寄付の募集を6月1日から開始する。1マイルから寄付を受け付け、1マイルを1円相当として、ピースウィンズ・ジャパンを通じて、医療機器の購入などの支援に充てる。期間は6月30日までを予定している。