ANAグループ、医療用ガウンやフェイスガードの製作開始

ANAグループは、医療用アイソレーションガウンやフェイスガードの製作への協力を開始した。

いずれも東京・大田区のANAグループ総合トレーニングセンター「ANA Blue Base」で、職種や性別を問わず募集した社員がボランティアで協力する。パイロットや客室乗務員、地上係員など約800人が応募し、約120人が作業に参加する。

感染症の防護のために使用する医療用アイソレーションガウンは、ヴァレイが受注して製作する10万枚のうち、約5万枚の製造工程の3割ほどを担う。1日あたり30人程度が協力し、期間は5月18日から6月末までを予定する。

ミシンを使用して首や腰回りを結ぶために使用する紐の縫製や、袖部分に使用する生地の裁断作業、縫製完了後のガウンの汚れなどの検品、完成品のビニールや箱詰めなどの出荷作業を担う。

医療用フェイスガードは、トライキッツが要請を受けて製作する約10万個のうち、約3,000個の組立作業を行う。1日あたり4人が協力し、期間は5月18日から21日までを予定する。