日本政府、イタリアや韓国の一部地域からの入国拒否へ 10日にも決定

外務省海外安全ホームページ

日本政府は、入国拒否の対象となる地域を拡大する見通しであることがわかった。

NHKなどによると、イタリアのヴェネト州やロンバルディア州、エミリア=ロマーニャ州などの5つの州のほか、韓国の慶尚北道奉化郡。10日に開かれる政府の対策本部で正式に決定する見通し。

イタリア北部では新型コロナウイルスの感染者が大幅に増え、7,000人を突破。ミラノやヴェネツィアなどが事実上の封鎖状態にある。韓国の慶尚北道でも同様に感染者数が拡大しており、外務省はイタリア3州と慶尚北道奉化郡に、感染症危険情報「レベル3(渡航中止勧告)」を発出している。

現在、入国拒否が行われているのは、中国の湖北省や浙江省、韓国とイランの一部地域。ヨーロッパが含まれるのは初めて。

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