カタールとの断交、7カ国に拡大 外務省は広域情報発出

中東各国が、テロ組織への支援を行っていることを理由にカタールとの断交を6月5日午前より相次いで発表している問題で、断交を発表した国が7カ国に拡大した。

カタールと断交するのは、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、イエメン、サウジアラビア、エジプト、リビア、モルディブの各国。航空の飛行や船舶の航行停止、外交官の退去、各国国民のカタールへの渡航禁止や退去の措置が取られる。

断交により、カタールと各国との陸海空路での直接の出入国ができなくなる可能性がある。エティハド航空、エミレーツ航空、フライドバイのカタール発着便は6月6日より運航を停止する。カタール航空はサウジアラビアへの運航停止のみ発表している。サウジアラビア航空はカタールへのフライトの運航を停止する。

影響はさらに広がる可能性がある。外務省は海外安全情報(広域情報)を発出し、在留届や「たびレジ」の登録を呼びかけている。

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