
JR北海道とFDA、道内フリーパス2種類を継続販売 指定席利用可能に
シンガポール航空グループ(シンガポール航空[SIA]、SIAエンジニアリング・カンパニー[SIAEC]、シルクエアー[SLK]、SIAカーゴ[SQC])は2014~15年会計年度上半期のグループ営業利益を発表し、前年同期比200万ドル増(1.2%増)の1億7,100万ドルを計上しました。
期間中におけるグループの連結売上高は前年同期比1億5,400万ドル減(2.0%減)の75億8,700万ドル。これは主に、航空機デリバリー時期の変更に伴う補償金の減額により売上が減少したこと、およびロイヤルブルネイ航空(RBA)へのリース期間満了による航空機リース料の減少によるもの。
旅客関係収入は旅客輸送量が1.4%増加した一方、航空会社間の激しい競争と旅客収入源の通貨であるオーストラリアドルおよび日本円の下落を背景に旅客イールドが1.8%低下したことにより、対前年比で0.4%減少しました。
貨物収入は高イールドと輸送量の増加により一部は相殺されたものの、輸送力カット(3.8%減)により1.6%減少しました。
今春より成田線に導入したシンガポール航空の777-300ER新ビジネスクラス © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年4月
シンガポール航空の輸送実績については旅客輸送量(有償乗客キロ数)は0.1%増加し、提供座席数(有効座席キロ数)が0.2%減少。その結果、利用率は0.2ポイント増の79.8%となっています。
グループの連結純利益は前年同期比7,000万ドル減(43.5%減)の9,100万ドル。これは主に連結子会社の利益減(1億3,800万ドル減)によるもので、その一部は営業利益の増加(4,500万ドル増)と航空機、スペア、スペアエンジンの売却益(3,500万ドル増)により相殺されています。
シンガポール航空は先行き不透明な世界経済と地政学的リスクにより、今後も航空会社間での激しい競争が続くと予想しており、全ての事業で経費削減に取り組みながら、適切な供給調整を続けるとしています。