3,800円でバストイレ付き&セミダブルベッドのゆったり部屋に泊まれる「ホテル中央ブリッジ」【はんつ遠藤の大阪・西成C級ホテル探検(18)】

インバウンド需要も回復基調にあり、中国人以外の外国人観光客は、むしろコロナ禍以前よりも増加しているのではと言う意見も聞かれる昨今。円安の恩恵で訪日客には魅力的な時代なのかもしれない。と共にオーバーツーリズムも問題化してきて、京都などではバスやタクシーに長蛇の列が出来ている。特にタクシーはコロナ禍の時に離職した運転手も多いようで、人手不足も深刻のようだ。とはいえ、大阪西成のC級ホテルは予約がまだまだ取り安い。試しに翌日で調べてみても数多くのホテルに空室が見られる。

「そうは言っても3畳一間、バストイレ共同のホテルに宿泊するのは、実際には抵抗がある」という方も多いだろう。そんな気持ちも理解できる。ニーズに応えるべく、グレードアップして、西成でもバストイレ付きのホテルを選んでみた。

今回の宿泊に選んだのは、「ホテル中央ブリッジ」。

場所は大阪メトロ動物園前駅2番出口から、目と鼻の先。ゆえに安全性も高くて周辺には居酒屋やコンビニも揃う。バストイレ付きで1泊素泊まり3,800円。1,000円台で宿泊できる西成では2倍以上の高級価格だが、他の地域から考えればお値打ちである。

「ホテル中央ブリッジ」は、ホテル中央グループであり、以前にご紹介した「ホテル中央クラウン」や「ホテル ピポット」、「ホテル中央オアシス」などと同系列。

正面ロビーを入れば、きちんと畳まれた常備傘があり、真っ当なホテルという印象を最初から受けた。

フロントでチェックインをすれば、向かいには各種アメニティが揃っている。ひげそり、ヘアブラシ、綿棒&コットン、ヘッドバンド、耳栓といった無料アメニティのほかに、電気ケトル、消臭スプレー、携帯電話の充電器、電気スタンド、追加枕、アイロンセット、ズボンプレッサー、延長コード、靴べら、爪切り、ハンドソープ、シャンプー&コンディショナー、毛布(冬季)、加湿器(冬季)といった具合。

さらにコーヒーや紅茶などもフリードリンクで、各種新聞まで読み放題。もはや、一般的なビジネスホテルよりも至れりつくせりで、これで3,800円という低価格で良いのかとすら思えてくる。

今回アサインされたのは別館だった。本館とは1階の奥で繋がっていて、清潔感のあるエレベーターで上がっていく。カギは薄い電子キーカードタイプで、部屋のドアの差込口に挿入すれば、開錠された。

いつも1泊1,000円台の西成ホテルを常宿にしているので、入室した瞬間に「広い!」と唸った。4畳半程度だろうか。禁煙シングルというタイプだったが、ベッドはセミダブルだ。

テレビ、冷蔵庫、テーブル&チェアーもあり、ノートパソコンを広げて仕事や作業を行う環境も整っている。エアコンも独立型で、暖房や冷房などのほか、温度調節ももちろん可能。

素晴らしいのはタオル&バスタオルのほかに、ナイトガウン的はルームウェアまで。

ドライヤーももちろんあり、使い捨てのスリッパも。ハンバーに至っては3本!フリーWi-Fiの速度も申し分無く、快適なインターネット環境も備わっていた。アメニティは歯ブラシのみだが、これはフロント前にさまざま置いてあるので問題無い。

シャワートイレ、バスタブ付きのバスルーム。部屋にはリンスインシャンプーのボトルだが、これも同様に問題無い。1点だけ言えば、シャワールームのカーテンがややカビている。実はその後にもう一度、当ホテルに宿泊したのだが、本館の部屋だったがやはりカビていた。

ここが、分かれ目かもしれない。自分的には価格から考えれば許容範囲だが。

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