3,800円でバストイレ付き&セミダブルベッドのゆったり部屋に泊まれる「ホテル中央ブリッジ」【はんつ遠藤の大阪・西成C級ホテル探検(18)】

もちろん、その後は恒例の館内探検。

1階にはオープンルームやロッカー、喫煙ルームがあった。しかもノートパソコンまで設置され、無料でインターネットを楽しむ事が出来る。男女別のトイレやソフトドリンクの自動販売機も。

一般的なビジネスホテルと違い、やはり西成。シンクやIHコンロもあり、自炊も可能。電子レンジの台数も多く、コンビニなどで冷凍を購入して温めても良さそう。洗濯機、乾燥機は数台壊れていたが、さほど不便は無いだろう。

他の地域であれば、1泊5,000~6,000円でもがっかりするホテルはたくさん存在する。そんな中、この快適さは素晴らしい、さすがホテル中央グループと敬服した。

しかもファミリーマート新今宮東店と提携していて、10%現金還元まで。夜は居酒屋に行こうかと思っていたが、その張り紙を見た途端、ファミマに向かい、部屋飲みとなった。「めしや 宮本むなし」とも提携している模様。

ちなみに正面玄関は午前0時でクローズするが、カードキーにて開錠できるので実質的に門限は無いに等しい。

翌朝も晴れていた。チェックアウトは午前10時までだが、午前9時すぎにはホテルを出た。

歩道に落ちている吸い殻やごみなどを丁寧に拾う公的な清掃員さんもいた。

さまざまな方が西成を守っている事を、感じた。

■プロフィール  
はんつ遠藤
1966年東京生まれ。早稲田大学卒。不動産会社勤務を退職後、海外旅行雑誌のライターを経て、フードジャーナリスト&C級ホテル評論家に。飲食店取材軒数は1万軒を超える。主な連載は「週刊大衆」「東洋経済オンライン」など。著書は「取材拒否の激うまラーメン店」(廣済堂出版)など27冊

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