JAL、「初日の出 初富士フライト」を運航 SAF搭載で環境配慮、本田真凜さんも登場

日本航空(JAL)とジャルパックは、羽田・成田空港発着の「初日の出 初富士フライト」を運航した。

気候変動への対応として、持続可能な航空燃料(SAF)とカーボン・オフセットを活用し、二酸化炭素排出量のネットゼロを初めて実現した。両空港発着便に、ネステ製のSAFを約40%搭載するとともに、CHOOOSEのカーボン・オフセットを活用した。抽選会の賞品にはアップサイクル品、機内では紙コップの分別回収、再生紙が原料の弁当容器などを採用するなど、環境保護に取り組んだ。

羽田空港発着のJL2023便(JL4911便、エアバスA350-900型機)は、出発前に赤坂祐二代表取締役社長と、スペシャルゲストとしてJAL所属フィギュアスケート選手の本田真凜さんが挨拶し、歴代制服を着用した客室乗務員と着物を着用したグランドスタッフとともに乗客を見送った。

抽選会の目玉商品は「東京ディズニーリゾート40周年”ドリームゴーラウンド”アーリーモーニング・パーディ・パスポート」で、当選者には赤坂祐二代表取締役社長が目録、本田真凜さんが着物と袴を着用したダッフィーとシェイメリーのぬいぐるみを手渡した。この他に、JAL AGRIPORTの「本格芋焼酎鶴空 PREMIUM」、「いちごチーズケーキ」、航空機廃材を活用した「シートベルトキーホルダー」と「ブレードキーホルダー」、「JALロゴ入りトートバッグ・ステッカー」などを抽選でプレゼントした。

運航乗務員と客室乗務員は全員卯年で、客室乗務員3名は歴代制服を着用した。搭乗時に、おせち風弁当のほか、整備士が製作したチャーターオリジナルキーホルダーやJAL Agriportの「いもけんぴ(甘味)」などのお土産、搭乗を記念した「搭乗証明書」を配布した。

JALはこの他に、 成田空港発着の「初日の出 初富士フライト」を運航し、いずれもジャルパックが企画・催行した。2021年から抽選販売を行っており、羽田空港発着が約8.4倍、成田空港発着が約2.6倍となった。

グループでは、ジェイエアが関西国際空港発着、日本トランスオーシャン航空(JTA)が中部国際空港発着で同様のフライトを運航した。