ブーム、新エンジン「Symphony」を発表 2027年初飛行へ

Symphony(シンフォニー)

ブーム・スーパーソニックは、新エンジン「Symphony(シンフォニー)」を発表した。

現代の民間航空機に搭載されているエンジンと基本的には同様なエンジン構造で、ブームが設計した軸対称の超音速吸気口、可変ジオメトリー低騒音排気ノズル、受動冷却型高圧タービンが搭載されている。持続可能な航空燃料(SAF)に最適化されている。エンジン設計はフロリダ・タービン・テクノロジーズ、設計コンサルティングをGE Additive、メンテナンスをStandardAeroが手掛ける。

新エンジンでは、炭素排出量ゼロ、騒音レベル14を達成でき、最適な超音速性能と効率を実現できるとしている。2029年の型式証明取得に向け、2024年から超音速旅客機「オーバーチュア」の生産を開始し、2026年のロールアウト、2027年の初飛行を予定している。

ブーム・スーパーソニックは、アメリカン航空、ユナイテッド航空、日本航空から130機を受注している。