エアバス、大型輸送機「ベルーガST」で人工衛星を輸送 ケネディ宇宙センターへ

エアバスは、大型輸送機「ベルーガST」で、アメリカ・フロリダ州のケネディ宇宙センターに人工衛星を輸送した。

フランス・トゥールーズから輸送したのは、エアバスが製造した「HOTBIRD 13G」衛星で、Eutelsatへ引き渡した。その数時間前には、SpaceXのFalcon 9ロケットで、エアバスが製造し、Eutelsatへ引き渡した「HOTBIRD 13F」衛星の打ち上げに成功している。

これらの衛星は、軌道位置に到達すると、これまでに使用されていた衛星よりも効率的な電力と熱制御システムを用いて、ヨーロッパ、北アフリカ、中東で1,000以上のテレビチャンネルを放送できるようになる。現在軌道上にある、3機の衛星の後継機となる。

「ベルーガST」は、2009年に国際宇宙ステーションのモジュールである「トランクウィリティー」を輸送して以来で、持続可能な航空燃料(SAF)を使用して運航した。