カンタス航空、アライアンスの子会社化で見解 チャーター市場の競争環境維持

カンタス航空(ボーイング787-9型機)

カンタス航空は、アライアンス・アビエーション・サービスの買収が、チャーター便市場の競争を弱めることはないとの見解を改めて示した。

カンタス航空は、アライアンス・アビエーション・サービスの株式のうち20%弱を保有しているほか、傘下のアライアンス航空がカンタス航空のエンブラエル機を最大18機運航している。当局の承認を条件として、5月に完全子会社化に合意していた

アライアンス・アビエーション・サービスは、オーストラリアの航空業界全体のうち2%、チャーター便市場の約30%を占める。レックスがナショナル・ジェット・エクスプレスの買収を発表後、11日でオーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)から認可を得ているものの、カンタス航空によるアライアンス・アビエーション・サービスの買収許可は得られていない。