IATA年次総会、6月19日からドーハで開催 サッカーW杯を前に大規模イベントで世界にアピール

カタール航空

第78回国際航空運送協会(IATA)年次総会(AGM)と世界航空運送サミットが、6月19日から21日までカタールのドーハで開催される。

ドーハでの開催は、2014年以来8年ぶり。当初は中国・上海で、中国東方航空がホスト航空会社となって開催される予定だったものの、新型コロナウイルスによる規制が続いていることから、開催地を変更した。カタール航空がホスト航空会社となる。

カタール航空のアクバル・アル・ベイカー最高経営責任者(CEO)は、「FIFAワールドカップ・カタール2022が中東・アラブで初の大会になることを考えると、いかにしてメガイベントを開催し、世界中から観光客やサッカーファンを迎えることができるかを世界に示す絶好の機会」と歓迎した。

IATAの加盟航空会社約240社の代表750人以上が参加し、ジェンダーの多様性に関する進捗状況や、2050年までの温室効果ガス排出量実質ゼロを達成するという目標を確認するほか、原油価格の高騰、戦争、インフレなどについて議論する機会となる。IATAのウィリー・ウォルシュ事務局長も、「議題は盛りだくさんです」とコメントした。海外から150人以上のメディア関係者も集まる。