外観も新デザインに ジェットスター・ジャパン初のエアバスA321LR型機【フォトレポート】

ジェットスター・ジャパンが7月から導入するエアバスA321LR型機の初号機(機体記号:JA26LR)が6月12日、成田空港に到着した。本稿では12枚の写真とともに同型機の特徴を紹介する。

エアバスA321LR型機はエアバスA320型機の長胴・長距離型で、「LR」は長距離を意味する「Long Range(ロングレンジ)」の略。追加燃料タンクが搭載されたことで、現行のエアバスA320ceoよりも航続距離が83%延び、約3,000〜5,500キロ圏内に航行可能となった。最大航続距離(カタログ値)は約7,400キロ。CFMインターナショナルのLeap1A-32エンジンを搭載し、現行機より燃費は20%向上し、二酸化炭素(CO2)排出量を年間3,600トン削減できるという。

機体の塗装は新デザインで、従来はシルバーだった尾翼にコーポレートカラーのオレンジ色を配した。主翼先端のシャークレットの内側には、尾翼と同様のロゴマークを同社の機材として初めて入れている。

機内は全席エコノミークラスの238席。座席はレカロ製のBL3710を採用し、各座席に充電用のUSBポートを設けた。座席幅は46.2センチ、シートピッチは平均71.1センチ。

JA26LRはジェットスター・ジャパンにとって26機目の機材となる。定期便としての初便は7月1日の東京/成田発福岡行きGK503便で、前日の6月30日には成田空港発着の周遊フライトを実施する。 同社はエアバスA321LR型機を全3機導入予定で、2号機は年内、3号機は2023年に受領する計画だという。

▲シャークレット内側に描かれたロゴマーク

▲CFMインターナショナルのLeap1A-32エンジン