ワンワールド、米コロラド州のGevoからSAFを共同調達

JAL JA15XJ A350

ワンワールドは、加盟航空会社が共同で、アメリカ・コロラド州に本社を置く再生可能燃料製造会社のGevo(ジーボ)から、年間2億ガロンの持続可能な航空燃料(SAF)を購入すると発表した。

アラスカ航空、アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、フィンエアー、日本航空(JAL)、カタール航空が共同で、サンディエゴやサンフランシスコ、サンノゼ、ロサンゼルスなどのカリフォルニア州発の運航便に搭載する。GevoのSAFは、食用ではないトウモロコシを使用して製造され、エタノールに加工後にSAFへ変換される。アメリカ中西部の3つの施設で生産される。

ワンワールドでは、2050年までに排出量ゼロを目指すため、2021年10月にアライアンス全体でSAFを2030年までに10%使用するという目標を掲げた。環境・持続可能性委員会を通じ、持続可能な航空燃料を一括して調達するための提携を結んでいる。2021年10月には、サンフランシスコ発便で使用するため、Aemetis(アメティス)から3億5,000万ガロン以上のSAFの購入を発表していた。