デルタ航空、2021年通期業績を発表 22年Q1はオミクロン株影響も

デルタ航空(エアバスA350-900型機)

デルタ航空は、2021年12月期の通期決算を発表した。

通期決算は、売上高が298億9,900万米ドル、調整後税引前損失は34億1,500万米ドルだった。アメリカン・エキスプレスからの収入は40億米ドルで、2019年比98%だった。期末時点で142億米ドルの流動性を確保している。

下期には、11億米ドルの税引前利益を計上している。給与支援プログラムや持分法損失などを考慮すると、3億8,600万米ドルの黒字だった。対象となる全従業員に特別利益分配を行う。

休暇期間中の強い需要と価格設定により、売上高は2019年同期と比べて78%回復し、上級クラスの国内線や短距離路線では同84%の水準まで回復した。ビジネス需要も引き続き回復している。

2022年第1四半期はオミクロン株の影響を受け、2019年と比べて、供給容量は83〜85%、売上高は72%〜76%となり、調整後損失が220億米ドルを見込む。1月と2月には損失を計上し、3月にも回復に転じる見通し。通期は黒字を見込む。

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