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フィンエアー、2022年にもプレミアムエコノミー導入 プレミアムレジャー需要獲得へ
フィンエアーは、2022年にもプレミアムエコノミーを導入する。
2018年に、2020年第4四半期から2022年末にかけて、長距離路線でプレミアムエコノミーを導入する計画を発表していたものの、延期されていた。新型コロナウイルスの感染収束後、オンライン会議などによって企業の出張需要が減少する一方で、プレミアムレジャー需要の高まりを想定していることから、プレミアムエコノミーを導入するとしている。フィンエアーの乗客は主にレジャー目的で利用しており、ビジネスでの利用者は全体の20%、旅客収入の30%を占めているという。
また、下落した航空券価格は、需要の高まりとともに回復することを想定しており、特にアジアの入国制限緩和により競争環境が安定し、収益の回復が見込めるとしている。ストックホルム発着のタイ、アメリカ路線の開設も、競合が少なく、十分な需要が見込めると自信を示した。
長距離路線は徐々に再開することを見込んでおり、日本や韓国などのアジア市場の一部も数ヶ月以内に入国制限が緩和されるものと予測している。中国は2022年上半期は入国制限を継続するとみている。
貨物需要の高まりによる価格高騰は、少なくともに2021年末まで続き、2022年夏まで継続する可能性もあるとしている。貨物需要によって、乗客が少ない長距離路線を維持できるという。