カンタス航空、国内線の単通路機更新 100機以上導入

カンタス航空は、国内線の単通路機の更新のため、入札プロセスの最終段階に入っていることを明らかにした。

2023年末から2034年にかけて、100機以上の新機材を導入し、ボーイング737-800型機とボーイング717型機の更新を見込んでいる。年内にも優先交渉権者を決定し、2022年半ばまでに確定発注を目指す。

検討中の機体は、ボーイング737 MAXファミリーとエアバスA320neoファミリー、エンブラエルE2ファミリー、エアバスA220型機。安全性や信頼性、性能、持続可能性や二酸化炭素排出量の削減、商取引といった基準を元に評価する。

カンタスグループのアラン・ジョイス最高経営責任者(CEO)は、「新型コロナウイルスは航空業界に壊滅的な影響を与えており、新しい航空機を発注できる状況にある航空会社は世界中でも多くありません。我々にはまだ回復に向けた作業が残っていますが、旅行需要がすぐに回復することは理解しており、今は非常に良い価格で最良の取引を確保できる強い立場にあります」として、顧客体験の向上や、燃料消費量や二酸化炭素排出量の約15%削減も見込めるとしている。

すでに発注済みの、エアバスA320neoファミリー109機は、主にジェットスター航空のエアバスA320型機の機材更新に活用する。最初の機体は2022年後半に受領し、2020年代の終わりにかけて導入する。また、カンタス航空のボーイング787-9型機は、2023年度以降に3機導入する。

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