えちごトキめき鉄道、7月4日から観光急行運行開始 455系・413系使用

えちごトキめき鉄道は、7月4日からJR西日本から導入した455系・413系を使用した観光列車「観光急行」の運行を開始する。

運行区間は直江津〜糸魚川〜市振駅間。7月4日からの原則として土日祝日に1日2往復(このうち1往復は直江津〜糸魚川駅間のみ)運行する。加えて、455系・413系は、同日から直江津〜妙高高原駅間の快速1往復にも投入する。

観光急行の乗車には乗車券のほか急行券が必要で、発売額はおとな500円、こども250円。直江津・糸魚川駅の窓口では、発行日印字にダッチングマシンを使用した硬券で、観光急行車内では車急式補充券で発売する。1枚で1列車につき1回限り有効。当面の間全車自由席で運行し、今後指定席の設定を予定している。

使用車両は2021年3月までJR西日本の七尾線で使用された455系・413系3両編成で運行する。このうち糸魚川方先頭車の455系は現役最後の1両。455系には複数種のヘッドマークを装着して運行する。

観光急行の車内では、ワゴン販売や観光案内放送、見どころでの徐行運転を行う。また、秋頃から車内での飲食サービスを予定している。なお、この観光急行の運行は2022年度までを予定している。

同社全線の普通・快速・特急・観光急行の普通車自由席が1日乗り降り自由の「ホリデーツアーパス」を土休日利用限定で発売している。発売額はおとな3,000円、こども1,500円。有人駅の窓口で発売している。また、7月4日から記念乗車券・記念急行券を主要駅や公式オンラインショップで発売する。

なお、現在発売している全線乗り放題の「トキ鉄ツアーパス」 は、7月4日発売分から平日のみ利用できる。3日までに発売されたものは土休日も利用できるが、観光急行の乗車には別途急行券が必要となる。