ANA、737-700型機ラストフライトへ機運盛り上げ 利用客に記念品

全日本空輸(ANA)のボーイング737-700型機が6月27日にラストフライトを迎えるのを前に、同型機の乗客に搭乗証明書などの記念品が配られている。

記念品はボーイング737-700型機の歴史が記された搭乗証明書とステッカー、クリアファイル、ANAウイングスのフォトブックの4種類で、筆者は25日の高知発、東京/羽田行きNH566便に搭乗した際に手に入れることができた。ANAによると、記念品の配布は同日から始めており、26・27日も全便が対象ではないものの、同型機の利用客に配布する可能性があるという。このほか羽田空港では、同型機が使用される出発便を、横断幕を手にしたスタッフが見送っていた。

ボーイング737-700型機は2005年12月に運航を開始した機材で、全18機が導入された。今年6月27日をもって全機の退役が決まっており、5月上旬からは2機(機体記号:JA05AN、JA06AN)の機体側面に記念ステッカーを掲出して運航している。JA05ANは6月20日の名古屋/中部発、東京/羽田行きNH86便をもって一足早く退役しており、残るJA06ANは27日の東京/羽田〜岡山線NH651・654便の往復がラストフライトとなる。

なお、26日は東京/羽田〜大分線NH791・794便と、東京/羽田〜高知線NH567・570便に使用される予定となっている。

▲6月27日で退役するボーイング737-700型機(JA06AN)

▲6月27日で退役するボーイング737-700型機(JA06AN)

▲6月25日から配布されている記念品

▲ボーイング737-700型機(JA06AN)が使用された東京/羽田〜高知線NH566便の利用客を羽田空港で出迎えるスタッフ

▲ボーイング737-700型機(JA06AN)が使用された東京/羽田〜鳥取線NH297便を羽田空港で見送るスタッフ

▲ボーイング737-700型機(JA06AN)が使用された東京/羽田〜鳥取線NH297便を羽田空港で見送るスタッフ

▲羽田空港を離陸するボーイング737-700型機(JA06AN)