JAL、東京/羽田〜ヘルシンキ線就航 欧州路線徐々に復便へ

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日本航空(JAL)はきょう1日、東京/羽田〜ヘルシンキ線を開設した。2013年7月に開設した東京/成田〜ヘルシンキ線を移管するもので、ボーイング787-9型機で週3便を運航する。

当初は3月29日から1日1便を運航する計画だったが、新型コロナウイルスの影響で旅客便としての就航は延期。貨物専用便としてほぼ毎日運航していた。なお、共同事業を展開するフィンエアーも同路線を3月に開設予定だったものの、11月に延期している。JALによると、まもなく夏休みシーズンに入ることにともない、留学生や駐在家族の帰国需要など人の動きが期待されることから今般、旅客便としての運航を決めたという。

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運航曜日は東京/羽田発のJL47便が火・水・木曜、ヘルシンキ発のJL48便が水・木・金曜。まずは週3便での運航となるが、その他の曜日でも需要に応じて貨物便として運航する見込み。東京/羽田発の初便は72人(ほか幼児3人)が利用した。ヘルシンキ発の初便予約数は40人だという。就航記念のセレモニーなどは開かれなかったが初便の乗客には記念品のバゲージタグとメッセージカードが配られた。

JALの欧州路線はこのほか、東京/羽田〜パリ線、東京/成田〜フランクフルト線も7月から再開予定。同社は今後も、コスト面などを考慮した上で路線を選定し、週2〜3便程度で再開を図っていくという。

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▲JL47便は午前10時42分に出発

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▲初便の乗客に配られた記念品

■ダイヤ
JL47 東京/羽田(10:50)〜ヘルシンキ(15:00)/火・水・木
JL48 ヘルシンキ(17:25)〜東京/羽田(08:55+1)/水・木・金