ANA、「スーパードルフィン」を6月14日で退役 ラストフライトは福岡発羽田行き

ANAホールディングスは、ANAウイングスが運航するボーイング737-500型機を、6月14日をもって退役させると発表した。

ラストフライトは、福岡発東京/羽田行きのANA254便で、福岡を午後1時15分に出発し、東京/羽田には午後2時55分に到着する。

福岡空港の搭乗口ではラストフライトセレモニーを開催し、ボーイング737-500運航乗務員室長の挨拶や展示などを行い、社員による見送りも実施する。

ボーイング737-500型機は、全長31メートル、全幅28.9メートル、全高11.1メートル。巡航速度は時速810キロ。ANAグループでは、当時のエアーニッポンが導入して、1995年7月に就航した。愛称は社内公募し、1,408点の中から「機体の形状がイルカそっくりなこと」、「小回りが利き、高速感があること」、「元気で親しみやすい名前であること」から、「スーパードルフィン」と名付けた。エンジンカウル部分にはイルカが描かれている。

2019年9月には、退役に向けたイベントの一環として「退役記念ファン感謝祭」を開催したほか、エンジンカウル付近に花束のデカールを貼付する取り組みを行っている。