茂木外相、カタール航空の日本線運航継続をカタール外相に要請

外務省

茂木敏充外務大臣とカタールのムハンマド・アル・サーニー副首相兼外務大臣は、4月6日夕方に約15分間の電話会談を行った。

茂木外相はムハンマド副首相兼外相に、カタール航空の日本線が在外日本人の帰国に大変重要であるとして運航継続をに求めた。ムハンマド副首相兼外相は、運航を継続すると発言した。

カタール航空は、東京/羽田〜ドーハ線を運休しており、大阪/関西〜ドーハ線の就航を延期することを発表している。東京/成田〜ドーハ線の1日1便のみが運航を継続している。

中東の航空会社はすでに、エミレーツ航空とエティハド航空が日本線を含むほぼ全ての路線を運休している。日本とアフリカを結ぶ路線を運航する、エチオピア航空やエジプト航空も一部便を除いて運休しており、アフリカや中東などの多くの国からの帰国は、カタール航空以外の選択肢がない場合も多い。

両外相は、情報や教訓・知見の国際社会での共有や、水際対策における関係国間での連携、治療薬やワクチンの開発での官民の取組強化・国際協力、各国に在留している国民の安全確保や人・モノの移動についての必要最低限の輸送手段の確保に向けた協力の4点について認識を共有し、二国間関係を引き続き発展させていくことで一致した。