KNT-CTホールディングス、最終赤字転落 コロナ響く

KNT-CT ホールディングス

KNT-CTホールディングスは、2020年3月期の業績予想を下方修正し、最終赤字に転落すると発表した。

売上高は325億円減の3,900億円、営業利益は68億円減の33億8,000万円の赤字で、98億9,000万円の純損失を計上する見通し。1月下旬以降、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う旅行のキャンセルにより、売上が大幅に減少したことが響いた。

また、ソフトウェアの一部の減損を行い、約18億円を特別損失に計上する。繰延税金資産の取り崩しにより、連結決算で約42億円の法人税等調整額を計上する。未定だった配当は無配とした。

3月10日に発表した1月の取り扱い額は、前年比5.7%減の333億9,000万円だった。

KNT-CTホールディングスは、近畿日本ツーリストやクラブツーリズム、派遣会社のツーリストエキスパーツなどを傘下に置く持株会社。