ピーチの井上CEOが退任、ANA代表取締役専務に 森副社長が昇格

ピーチ・アビエーションは、井上慎一代表取締役CEO(最高経営責任者)が3月31日をもって退任し、森健明取締役副社長が4月1日付けで昇格する人事を発表した。

井上氏は、1990年に全日本空輸(ANA)に入社。北京支店ディレクター、LCC共同事業準備室室長などを経て、2011年2月にピーチの前身となるA&F・Aviationの代表取締役CEOに就任。合併に伴い、2018年11月からはバニラ・エアの代表取締役CEOを兼任している。4月1日付けでANAの代表取締役専務執行役員に就任する予定。

ピーチは、2012年3月に日本初の格安航空会社(LCC)として、3機のエアバスA320型機で国内線2路線を開設。現在は33機を保有し、国内・国際39路線を展開している。代表取締役の交代は、創業以来初めて。

井上氏は、「日本では、成功するはずがないと言われていたLCCですが、就航から8年で3,500万人ものお客様にご利用いただき、今や日本でもLCCが一般的な交通手段として根付きつつあります。この8年間はチャレンジの連続でしたが、ここまで成長できたのは、就航当初からピーチを応援してくださっているお客様、関係者の皆様、そして情熱と覚悟をもってピーチに集まってくれた社員のお陰です。本当にありがとうございました」とコメントしている。

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