JAL、成田発着で初日の出・初富士フライト実施 今回で12年目、発売初日に完売

日本航空(JAL)とジャルパックは、きょう2020年元旦、成田空港発着の「2020年 初日の出・初富士フライト」を実施した。

便名は令和2年1月1日にちなんだJAL211便(オペレーション上の便名はJAL4599便、ボーイング787-8型機、機体記号:JA843J)で、ほぼ満席となる乗客186人と乗員10人の計196人が搭乗した。

ジャルパックによる初日の出フライトの催行は、成田空港発着は13回目、羽田空港発着は11回目の実施。いずれも窓側席は発売から30分で完売し、発売当日に全席が完売した。乗務した8人の客室乗務員全員が子年で、うち3人が歴代制服を着用した。

出発前に開かれたセレモニーでは、JALの藤田直志代表取締役副社長が挨拶し、晴れ着姿のスタッフ、成田市のゆるキャラ「うなりくん」、千葉県のマスコットキャラクター「チーバくん」とともにフォトセッションも行われた。セレモニーの前後には、スタッフらと記念撮影する乗客の姿もみられた。搭乗口付近には、五輪の聖火トーチとの撮影コーナーも設けられた。

JAL211便は、午前5時半過ぎに成田空港の66番スポットを出発し、午前6時過ぎにA滑走路を離陸。館山市上空を旋回し、ご来光を待機した。午前6時半過ぎ、機内から初日の出が上がると、機内では夢中になってスマートフォンなどで撮影する人が多くみられた。その後、富士山や御前崎付近まで飛行し、成田空港には午前8時前に到着した。

おせち風弁当、成田空港とJALのロゴの焼印入り紅白まんじゅう、お茶、オリジナルラベルの日本酒「長命泉」と枡(子供にはジュース)、成田空港グッズ、折り紙和鶴とジャルパック社員による感謝カードなどが配布されたほか、機内ではジャルパックの江利川宗光代表取締役社長らから搭乗証明書が手渡された。ビジネスクラスではシャンパンのミニボトルも配布し、機内で提供したドリンクは、東京オリンピック・パラリンピックのマスコットキャラクターが描かれたカップを使用した。

この他にJALでは、東京/羽田、大阪/関西発着の初日の出フライトを実施したほか、ジャルパックは初となるハワイでの初日の出フライトを、ハワイアン航空機をチャーターして、現地時間1月1日に実施する。また、全日本空輸(ANA)、ソラシドエア、スターフライヤー、春秋航空日本なども日本各地を発着する初日の出フライトを運航した。