ANAのエアバスA380型機2号機、成田空港に到着 6月中に路線投入へ

全日本空輸(ANA)がエアバスより受領した、エアバスA380型機2号機(機体記号:JA382A)が、きょう5月18日午前、成田国際空港に到着した。

フランス・トゥールーズで15日に引き渡された機体で、NH9398便としてフェリーフライトを行った。トゥールーズを17日午後4時24分に出発し、成田国際空港には18日午前11時21分に着陸、同32分に807番スポットに到着した。

ANAホールディングスは、エアバスA380型機を3機発注しており、2機目にあたる。機体のデザインは、2016年10月から11月に開催したコンテストで公募し、2,197作品の中から、「ウミガメの家族」をコンセプトに「ハワイの青い海でゆったりとくつろぐホヌ(ウミガメ)の親子」を描いたデザインに決まった。愛称は”空飛ぶウミガメ”の意味の「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」と名付け、2号機はハワイの「海」をイメージしたエメラルドグリーンとなった。2号機は準備が整い次第、6月中にも運航を開始する計画で、7月1日からは2機を使って週10往復、東京/成田〜ホノルル線を運航する。

エアバスA380型機は、全長72.7メートル、全幅79.8メートル、全高24.1メートル。巡航速度は時速910キロ、航続距離は13,330キロ、最大運用高度は13,100メートル、最大離陸重量は560トン。ロールス・ロイス製トレント970エンジンを4基装備する。搭載燃料量は320キロリットル。日本初の個室タイプのファーストクラスシート、カップルなどペアでの利用に配慮した配置としたスタッガードタイプのビジネスクラス、3席もしくは4席をフルフラットにすることができるカウチシート「ANA COUCHii」など、520席を備える。