エア・ドゥ、全席にUSB電源搭載のボーイング767導入 ”北海道の自然”表現したシートに

AIRDO(エア・ドゥ)は、3月17日より、ボーイング767-300ER型機(機体記号:JA613A)を導入し、運航を開始する。これにより同社が保有するボーイング767型機は5機となり、ボーイング737型機9機と合わせて14機体制となる。

座席数は288席で、ドイツ・レカロ社製の薄型シートを採用。シートピッチは31インチ(約79センチ)と足元のスペースを確保したほか、オーディオ操作パネルがアームレストの上面に付くことで、視認性と操作性が向上している。各座席の下部には、エア・ドゥとして初めてとなるUSB電源を設置しており、モバイル端末やスマートフォンの充電など利便性が図られている。

オリジナルのシートカバーは北海道の自然を表現したデザインとなっており、「mori / forest」がコンセプト。針葉樹林、カラマツ林がモチーフで地面に松葉が積もり、ふわふわとして見え森へと続くカラマツの風景をもとに、風に揺れる葉を表現している。デザインは北海道札幌市在住のテキスタイルデザイナー岡理恵子氏が担当した。

収納スペースの利便性も向上しており、New Lock Interiorの採用により手荷物の出し入れがしやすいスマートな仕様となっている。

就航日は3月17日、東京/羽田発札幌/千歳行きのADO15便を予定している。エア・ドゥでは9月には同じボーイング767-300ER型機を1機導入予定で、今後は札幌/千歳線を中心に旭川線や函館線にも同型機を投入していく。ボーイング737型機で運航している路線に関してもボーイング767-300ER型機を投入し、機材の大型化を図っていくという。