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日本エアコミューター、ATR42-600型機の運航を開始
日本エアコミューター(JAC)は、ATR42-600型機の運航をきょう4月26日より開始した。同型機に日本での就航は、天草エアラインに次いで2社目となる。
初便となるJAC3741便は、鹿児島を午前8時50分に出発し、屋久島に到着した。その後、屋久島発鹿児島行き、鹿児島発沖永良部行き、沖永良部発鹿児島行きに投入された。
ATR42-600型機は、全長22.7メートル、全幅24.6メートル、全高7.6メートル。エンジンはプラット・アンド・ホイットニー社製のPW127Mエンジンを装備した。座席数は48席を配置している。
デザインは、鹿児島のタラデザイン専門学校と共同で制作した。多くの自治体で市町村の花として採用されているハイビスカスをデザインし、機体左側の大きなハイビスカスを鹿児島に、左下に広がる7つを鹿児島の空港が所在する離島に見立てた。島々を象徴するハイビスカスは、結の心を象徴する水引に見立てたラインで繋いでいる。配色は、奄美大島にのみ生息するルリカケスの色である、赤、黒、瑠璃色を基調とした。機体右側に配置されたハイビスカスは、ATR機がつなぐその他の地域を表している。JACは今後さらに8機を導入する見通しで、現行機の置き換えを進める。
JACは1983年に設立。日本航空(JAL)が株式の60%を保有しており、残りの株式を奄美群島の12市町村が共同保有している。鹿児島空港を拠点に19機体制で、23路線、1日97便を運航している。