ユナイテッド航空の従業員ら、エミレーツ航空のニューアーク〜アテネ線開設に抗議

ユナイテッド航空の従業員や労働組合の代表者らはニューアーク・リバティ空港に集まり、エミレーツ航空のニューアーク〜アテネ線の開設に対する抗議活動を行った。

アメリカの航空各社は、エミレーツ航空、カタール航空、エティハド航空に対して政府からの補助金が出ており、競争環境を阻害するとともに市場環境を歪め、数十万人の航空労働者を脅かしていると主張している。ユナイテッド航空は、市場の需要が年間を通じて充分にないため、ニューアーク〜アテネ線は季節定期便として就航している。

エミレーツ航空は、ドバイ〜アテネ〜ニューアーク線を3月12日に開設。機材はファーストクラス8席、ビジネスクラス42席、エコノミークラス304席の計354席を配置した、ボーイング777-300ER型機を使用し、通年で毎日運航する。「他の航空会社が長い間無視してきた強い消費者のニーズに応えられることを喜ばしく思う。」とエミレーツ航空はコメントしていた。

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