ボーイング、777Xの初納入を2026年に延期
JAL、「スーパームーン鑑賞フライト」を実施 高度1万メートルから鑑賞
日本航空(JAL)は11月14日、地球に接近した「スーパームーン」を鑑賞する、「HAKUTO スーパームーン鑑賞チャーターフライト」を実施した。地球と月が今回ほど接近するのは68年ぶり。
特別フライトとなったJL8910便は、ボーイング767-300型機(機体記号:JA604J)を使用。成田空港を午後4時30分過ぎに出発し、山形空港上空を通過、仙台空港上空で旋回し、成田空港に午後6時23分頃に着陸した。
一般募集で当選した44名と、宮城県南三陸町入谷小学校の28名、熊本県の御船小学校、木倉小学校、広安西小学校、七滝中央小学校、飯野小学校、嘉島東小学校の40名を合わせた112名と、HAKUTOやメディア関係者など計178名が搭乗。運航乗務員2名と客室乗務員7名を合わせた計187名が、日本一高い場所からスーパーム
ーンを鑑賞した。星や月などの漢字が名前に入る客室乗務員が乗務した。
搭乗口にはHAKUTOのフライトモデルを展示したほか、HAKUTOローバー(プリフライトモデル)の操縦体験を行うことができ、多くの小学生が楽しんでいた。出発後、機内ではJALの植木社長のビデオメッセージが流された後、HAKUTO袴田代表が「『夢みたい』を現実に。」と題した講演を行った。全国的に気象条件が悪く、地上からのスーパームーンの鑑賞はできなかったものの、上空では雲海の上から明るい月を鑑賞することができ、カメラやビデオなどで記念撮影をする姿が見られた。
出発に先立ち、JALは「空を通じて「日本・世界」の未来を考える」、「環境・宇宙を通じて「地球」の未来を考える」などをテーマとした、「空育」宣言を行った。「JAL工場見学〜SKY MUSEUM〜」のコンテンツのリニューアルや乗務員などの社員が仕事内容ややりがいなどを子供達に語る「お仕事講座」などのプログラムを通じて、自分の未来のきっかけづくりにしてもらいたいとしている。